【合格者がコーチ】の医学部学士編入予備校|メディコーチ 読み込まれました

【2026年度最新】福井大学医学部医学科 編入完全攻略ガイド|試験の難易度、倍率、対策方法を徹底解説!

大学の基本情報

大学名:国立大学法人 福井大学

所在地:松岡キャンパス(医学部)〒910-1193 吉田郡永平寺町松岡下合月23-3

アクセス方法:大阪方面からはサンダーバードで敦賀駅まで、新幹線に乗り換えて福井駅で下車。東京方面からは北陸新幹線一本で福井駅で下車。駅前のバス停から「38 大和田大学病院線」で福井大学病院まで40分ほど

募集人数:5名

倍率:令和6年度は志願者数171名、受験者数150名であった。そのうち第一次選考合格者は20名であった(倍率7.5倍)。その後,第二次選考は辞退者もいたため15名ほどであった。最終的に8名が合格し、5名が入学した(倍率2.0倍ほど)。令和7年度は志願者数・受験者数ともに減少したものの、依然として倍率は高い人気な大学である

教育・研究の特色と求める学生像

アドミッションポリシー

(1)医学部で養成する人物像 

① 高い倫理観・責任感、優れた共感力とコミュニケーション力を備えた患者中心の医療を実践できる臨床医を育成する。

② 医学および関連領域の知識と技能を応用して、医療における高度専門職業人として活躍できる医師・医学研究者を育成する。

③ 地域のニーズを踏まえた地域医療を実践できるとともに、グローバルな視点に立って医療の国際化に貢献できる臨床医を育成する。 

(2)教育の特徴

 まず、医学英語が1~5年次まであるため、入学後の海外留学やUSMLE取得に興味がある方にはおすすめ。次に、人体解剖学が1年次から始まるため編入生は2年次のスケジュールが少しタイトかもしれない。最後に、福井県に限った話ではないが高度医療機関や人材の都市集中化が深刻な地域柄もあり救急医療・総合診療に力を入れている。福井大学医学部附属病院は全国に先駆けて一次救急から三次救急まですべての救急患者を受け入れる北米型(ER型)救急体制を実施している。他にも総合診療科と合同で救急初期診療部隊をもっているのも福井大学医学部附属病院の特徴である。また、福井県は原子力発電所立地県であるから「緊急被ばく医療にも対応できる救急総合医の養成」にも力を入れている。(救急科長・総合診療部長の林寛之教授はとくに有名な方なので、林先生の下で高度救急・総合診療を学びたい方にはおすすめ。)

受験の注意点:第一次選考は午前中(10:00-12:00)なので、前泊がおすすめ。福井駅前からのバスは受験生で大混雑するので、数本先送ることを想定して余裕をもった行動を!バス停を降りてからは受験生しかいないので、人の流れについていけば問題ない。


試験の概要

区分

内容

試験科目

一次:自然科学総合(生命科学) 二次:書類選考 最終:プレゼン

試験日程

一次:8月30日 最終:11月1日

出願条件

学士取得(見込み)

試験形式

筆記(記述式)、面接(プレゼン)

配点(目安)

一次:生命科学(100点) 二次:面接(内容で評価)

外部試験導入

TOEIC/TOEFL:無(提出不要/参考扱いもなし)

推薦書の要否

不要

成績開示の有無

有(令和8年度は5月11日から6月30日まで)


出題傾向と対策方針

🔬 生命科学

頻出分野
分子生物学・生化学・免疫学・生理学・遺伝学・発生学

問題傾向
高校レベル~大学初級レベルの難易度.大問2つが自然科学系の問題.記述・穴埋め・計算問題がバランスよく出る

対策
分子生物学と生理学をメインに免疫学・生化学・遺伝学・発生学は基本をしっかりと押さえておく。また、過去問が公開されているので数年分入手することをおすすめする

*アドバイス…幅広い分野から出題されるが基本的な内容が多いのでそこを取りこぼさないことが最重要。稀に難解な問題も出題されるが(筆者の受験時も出題された。ほとんど解けなかった。)ほかの受験生も解けていないことが多いので、それほど気にしなくても良い。基本的な有機化学の構造式(アミノ酸・ドパミンetc…)を絡めた問題も頻出なので見慣れておく。


📘 英語

出題形式
大問1つで出題される。論文が一本そのまま出題されることもある

特徴
生命科学系の論文が選ばれ、読解問題が2~3問と論文の要旨の穴埋めが1問出題される

対策
論文を読んで、論文がどのように構成されているかを把握する。(大学院生は日頃論文を読みなれていると思うので、特に抵抗なく解き進められると思われる。)


*アドバイス…論文はおおまかに、「背景・目的・手法・結果・考察・結語」と進んでいく。問1の「OOについて説明せよ」などは背景から問2~3のより深い設問は結果や考察を重点的に読むといい。また、実験手法について問われることはあまりないので、思い切って読み飛ばしても問題なく解けることも多い。論文がどのように構成され、どこに重要な内容があるか検討をつけて読まなければ時間が足りなくなってしまうので注意。


🪂 物理(出題がある大学のみ)

頻出分野
力学・熱力学

問題傾向
令和6年度は小問で熱力学が出題されたがやや難易度は高い

対策
高校レベルまで押さえていれば問題なく解ける

*アドバイス…そこまで問題数もないので、ここにあまり時間を割かなくてもいい


プレゼン対策

最終選考に進んだ受験生は午前・午後の二組に分けられ、一次選考と同じ会場に呼び出される。(遠方の方はどちらであっても前泊されておくのが良い。スーツで試験に挑みました。)一人ずつ隣の教室に呼び出され、10名ほどの試験官の前で5分のプレゼンを行う。非常に緊張するので、時間以内に完璧に発表できるように十分に準備して挑むとよい!

プレゼンテーマ
「志望理由及び自身の経験を踏まえ,どのような医師になりたいか」

プレゼン後の質問10分

・現在はなにをしているか?

・併願校に合格した場合は?

・福井県に縁がないけれど,卒後は福井県に残るのか?

・プレゼン形式:集団、15分(プレゼン5分,質疑応答10分)、面接官10名ほど

ポイント
福井県に残る医師、自身の経験から福井大学志望理由の一貫性、答えづらい質問への対応力


合格者の傾向

  • 20~30代の男性が多い。理系の大学院生などが有利か

  • 学士編入の併願例:金沢大学・滋賀医科大学

  • 立地・進級が難しいなどの理由から、最終選考でも辞退者が数名。追加合格も2~3名


福井県の医療が抱える課題

どの大学の学士編入試験にも共通だとおもわれるが、筆記試験を通過後は如何に受験生がその大学にふさわしく、その都道府県に貢献してくれるかが重視される。「私にはこのような経験や知識があって、貴学のカリキュラムを通してこのようなことを学び、OO県の医療課題をこのような側面で解決する/貢献するという使命感を持って志望しました」とはっきり述べられることが重要。

福井県をはじめとする地方都市では、6年かけて医師を養成しても卒業後に県外に流出してしまうケースや、県内の都市部への医師が偏在化するケースなどが深刻な課題となっている。実際の質疑応答では「あなたは福井県に所縁がありませんが、本当に残ってくれますか?」「併願校に合格したら、そちらに進学するのではありませんか?」といった厳しい質問がなされることもある。もちろん、卒業後の進路は個人の自由だが大学側としては地域医療に貢献し、福井県で活躍してくれる医師を求めているのが実情。そのため、プレゼンでは福井県の医療課題を正しく理解した上で自身の経験や知識・志望理由とどのように結びつけられるかが合否を左右する重要なポイントとなる。したがって、福井県の医療現状や課題を十分に把握しておくことが学士編入試験において大変重要となる。

① 医師・医療人材の偏在と確保
2022年末時点で医療施設で従事する医師は2,042人、免許保持者を含めた総数は2,132人。人口10万人当たり271.2人で全国22位と、全国平均256.6人を上回っている。しかし、医師は圧倒的に福井・坂井医療圏(人口10万人当たり約381人)や福井市など都市部に集中し、一方で奥越・嶺南・丹南医療圏などの地域では医師不足が続いている。 


② 役割分担・連携の強化
限られた医療資源を有効に活用しながら県民の通院や治療の負担を軽減するためには、かかりつけ医を中心とした日常的な医療を基盤としながら、必要に応じて専門的な治療を受けられるように地域の医療機関が連携し役割分担することが求められる。県は県民のかかりつけ医受診を促進する。かかりつけ医と高度医療機関は「地域医療連携システム(ふくいメディカルネット)」を活用して機能情報の共有化をはかる。このようにしてICTを活用した診療情報の共有を目指している。


③ 災害医療への対策・医療提供体制の充実強化
昨年の能登半島地震や原子力災害に備えて、福井県では災害医療対策が急務である。DMATチームは増加したが、人員の増加と対応能力の強化が必要である。

福井県の救急要請から医師へ引き継ぐまでに要する時間は全国平均と比較して短く、搬送時間の短い順で全国上位となっている。また、福井県では全国に先駆けてドクターヘリの運用を開始している(年間約400件の出動)。また傷病者の受け入れがスムーズに行われるように「福井県救急医療情報システム」により、救急医療機関が医療情報を入力・照会し消防機関との間でリアルタイムでの患者の受け入れに関する空床情報等の情報交換を行っている。早期治療による救命率の向上、後遺症の軽減に効果を発揮している。


ホームkeyboard_arrow_right大学別対策keyboard_arrow_right

【2026年度最新】福井大学医学部医学科 編入完全攻略ガイド|試験の難易度、倍率、対策方法を徹底解説!

メディコーチ

©︎2023Online Hennyu Magazine