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旭川医科大学 医学部医学科の編入|英語はエッセイを書きます

旭川医科大学 医学部医学科の編入|英語はエッセイを書きます

最終更新: 2026年8月28日

この記事で分かること

  • 募集10名。医学部学士編入では大きな枠で、最終合格も5年ともぴったり10名でした
  • ただし実際に入学した人数は3人から10人まで振れています。合格しても入らない人が多い年があります
  • 英語は「読む」ではなく「書く」試験です。テーマを与えて英語でエッセイを書かせます
  • 過去問は受験した本人にも開示されません。一般選抜には解答例まで出しているのに、編入学だけ対象外と明記されています
  • そのかわり得点と順位は開示請求できます。1次と2次それぞれの得点まで分かります

旭川医科大学医学部医学科の第2年次編入学は、募集10名。5名前後が並ぶ医学部学士編入のなかでは、大分大学と並んで大きな枠です。

そして最終合格者は5年とも、ぴったり10名でした。ただしその10名が全員入学しているわけではありません。

この記事は、大学が公表した令和9年度の学生募集要項と、5年分の入学者選抜状況を読んで整理したものです。

合格は毎年10名。でも入学したのは3人から10人まで振れています

募集人員は5年とも10名です。志願者は140人・147人・150人・131人・125人と推移しました。

入学年度受験者最終合格入学者
令和8年度106人10人9人
令和7年度116人10人8人
令和6年度143人10人6人
令和5年度137人10人3人
令和4年度129人10人10人

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令和5年度は、合格10人に対して入学3人でした。7人が入学していません。令和6年度も6人、令和7年度は8人。合格しても他の大学へ行く人が、年によってはかなり多いということです。

理由は公表されていないので推測しません。ただ入学者数が募集10名に届かない年が4年続いているのは事実です。

受験者数を最終合格者数で割ると、こうなります。

入学年度受験者最終合格受験÷合格
令和8年度106人10人10.6倍
令和7年度116人10人11.6倍
令和6年度143人10人14.3倍
令和5年度137人10人13.7倍
令和4年度129人10人12.9倍

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10.6倍から14.3倍のあいだで安定しています。合格者数が毎年10名で固定されているので、受験者の増減がそのまま倍率になります。志願者は令和6年度の150人をピークに、令和8年度は125人まで減りました。

なお第1次選抜の合格者数も公表されていて、令和8年度は27名でした。106人受けて27人が1次を通り、そこから10人。2次に進めば3人に1人強という計算になります。

出典: 旭川医科大学「医学部(医学科・看護学科)入学者選抜状況」の年度別PDF(令和4年度〜令和8年度入学)(入学者選抜状況(旭川医科大学)/2026年8月28日確認)。「最終合格」は第2次選抜合格者数、「入学者」は追加合格と辞退を経たあとの人数です。「受験÷合格」はメディコーチが公表値から計算したものです。

1次は400点、2次は面接。ただし2次でも1次の成績が見られます

選抜科目配点
第1次選抜
令和8年10月24日(土)
生命科学300点
第1次選抜英語100点
第1次選抜 合計400点
第2次選抜
令和8年11月28日(土)
個人面接(面接評価点)100点
第2次選抜第1次選抜の学力試験の成績総合的に審査

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1次の400点のうち300点が生命科学です。英語は100点で、4分の1。生命科学に振り切った配点になっています。

そして2次は面接だけですが、要項には「第1次選抜の学力試験の成績も総合的に審査する」とあります。面接評価点100点が加わる形で、1次の点が完全に切り離されるわけではありません。

出典: 旭川医科大学「令和9年度 医学部医学科第2年次編入学 学生募集要項」(学生募集要項(旭川医科大学)からダウンロード可。2026年8月28日確認)。出願前に必ず最新の募集要項をご確認ください。

出題の8割が生物。英語は読むのではなく書きます

2022年度から2024年度までの出題を、設問を1つずつ科目に分けて数えました。

科目割合
生物(生命科学)83%
小論文6%
英語3%
どの科目にも分けられなかったもの8%

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配点どおり、生命科学の試験です。物理も化学も、独立した科目としては出ていません。

出題の形式割合
選択式28%
論述27%
用語説明19%
計算8%
長文読解・英文和訳・英作文14%
資料読解ほか3%

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英語はエッセイです

英語の設問が少ないのは、ひとつひとつが重いからです。令和6年度に出されたのは、こういう問題でした。

令和6年度の題材は「COVID-19が日本社会に与えた影響」でした。与えられた主張にどの程度同意するかを決め、理由と具体例を添えて英語で書く形です。

🔴 旭川医科大学は過去問を公開していません。受験した本人にも開示されないため、設問の文言はここには載せません。どんな題材が、どういう形で問われたかまでにとどめています。メディコーチが出題内容を整理したものです。

読解ではありません。書く試験です。与えられた主張に賛成か反対かを決め、理由と具体例を英語で組み立てます。英文を速く読む練習をしていても、これは書けません。

準備するものが変わります。

  • 賛否を述べる型を持っておく(主張 → 理由 → 具体例 → 再主張)
  • 社会的なテーマの語彙。感染症、経済、教育、働き方。医学用語より一般語です
  • 時間内に書き切る練習。英作文は、書けるかどうかより終わるかどうかで差がつきます

生物は免疫と代謝、そして実験の設計

分野生物の中での割合
代謝・生化学16%
分子生物学・遺伝15%
免疫・感染症7%
シグナル伝達7%
生理・薬理6%
神経・感覚6%
細胞膜・輸送・細胞間接着5%
内分泌・発生・生殖4%
そのほか・分野を特定できなかったもの34%

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令和6年度に扱われた題材を並べると、この大学の好みが見えます。

題材問われ方
免疫抗体を作る細胞の名前/自然免疫の受容体と、それが何を見分けるか/細胞性免疫が働く道すじ/自己免疫による神経の病気が起こる仕組み
腸内細菌と発酵年齢によって腸内細菌の構成が変わること/発酵の定義/乳酸発酵とアルコール発酵の違いと、取り出せるエネルギー量
系統と分類細菌・真核生物・古細菌の違い/分子系統解析でリボソームRNA遺伝子が使われる理由
PCRと遺伝PCRの用語と、増幅が頭打ちになる理由/ABO式血液型の頻度からハーディ・ワインベルグの法則で対立遺伝子の頻度を求める/遺伝子型を確かめるために追加で必要な実験を答えさせる
細胞小器官と消化図から細胞のはたらきを読む/ミトコンドリアが多い細胞の理由

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「追加でどんな実験をすればよいか」を書かせるのが特徴的です。知識を答えるだけでなく、実験を設計させる問いが混ざります。そして答えは細かく字数を切って書かせます(30字台から150字台まで)。

メディコーチが2022〜2024年度の出題を設問単位に整理し、同じ試験が重複して入っているものを取り除いたうえで、大問ごとに科目と分野を分けて集計したものです。年度によって整理できた分に差があるため、年度ごとの内訳は出していません。🔴 旭川医科大学は過去問を公開しておらず、受験した本人にも開示されません。そのため設問の文言は載せず、どんな題材がどう問われたかまでにしています。

生命科学が300点、英語はエッセイ。旭川医科大学は、要る力がはっきりしているぶん、準備の順番で差がつきます。医学部学士編入を実際に突破したコーチが、いまの状態から組み立てます。

無料相談で準備の順番を決める

相談は無料です。志望校が固まっていない段階でも大丈夫です。

繰り返し出ているテーマは、この本のこのページで潰せます

カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第3巻の表紙カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第3巻クエン酸回路p.90・97-98・132解糖系p.84・92-93・132制限酵素p.257・260・262
キャンベル生物学の表紙キャンベル生物学クエン酸回路p.192・195細菌p.12・277・516・655・662・672ヘモグロビンp.522・580・1061・1074平滑筋p.1003・1055・1133・1274
Essential細胞生物学の表紙Essential細胞生物学制限酵素p.335-339・349
マクマリー有機化学 上の表紙マクマリー有機化学 上乳酸p.132・142

繰り返し出ているテーマについて、メディコーチが参考書の掲載ページを調べてまとめたものです。版によってページがずれることがあります。お手元の本の目次と索引でご確認ください。

過去問は、受験した本人にも開示されません

旭川医科大学は、過去問をホームページに載せていません。郵送請求も窓口閲覧も案内がありません。そして「入試成績の開示請求について」のページに、はっきり書かれています。

開示されるもの編入学一般選抜
総合点・順位開示開示
1次・2次の得点開示該当なし
問題・解答例開示なし開示

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大学のページでは「試験問題関係資料(解答例又は出題の意図)」という名前で、医学科「第2年次編入学」の欄が「ー」と表記されています。

一般選抜には解答例や出題の意図まで出しているのに、編入学だけ「ー」になっています。受験した本人が請求しても、問題は返ってきません。

つまりこの試験の過去問は、公式には手に入りません。医学部学士編入のなかでも、もっとも閉じている部類です。

そのかわり、得点と順位は分かります

項目内容
開示されるもの総合点、順位、第1次選抜の得点、第2次選抜の得点
請求できる人受験した本人
請求の時期令和8年4月1日〜5月7日
請求のしかた郵送

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1次と2次それぞれの得点が分かるのは、大きな意味があります。不合格だったときにどこで足りなかったのかが分かるからです。生命科学で届かなかったのか、面接で沈んだのか。翌年に受け直すなら、必ず請求してください。

過去問が無いときに、どう準備するか

浜松医科大学に合格した方(メディコーチ合格者アンケートより)

過去問はあればあるだけ多くの年を解いたほうがいいと思います。編入試験は、あまり市販の参考書などはないため、過去問が最高の問題集と思います。受ける予定のない大学でも傾向や問題が似ていたら、その大学の過去問を解くことをお勧めします。

旭川医科大学は生命科学300点・英語エッセイ100点という形です。同じく生命科学中心で記述を書かせる大学のうち、過去問が公開されているところの問題を使うのが現実的です。字数を切って書く練習(30字・60字・100字・150字)は、どの大学の問題でも積めます。

出典: 旭川医科大学「入試成績の開示請求について」入試成績の開示請求について(旭川医科大学)(2026年8月28日確認)。同ページの開示内容の一覧表で、医学科「第2年次編入学」の「試験問題関係資料(解答例又は出題の意図)」欄が「ー」と記載されていることを確認しました。大学への電話確認は行っていません。合格者の記述はメディコーチの合格者アンケートより、ご本人の許諾を得たうえでお名前を伏せて掲載しています。旭川医科大学に合格した方からの回答は、本記事の作成時点ではありません。

出願は8月末。最終発表は12月17日で、いちばん遅い部類です

項目令和9年度(2027年4月入学)
募集人員10名(医学科 第2年次編入学)
出願期間令和8年8月31日(月)〜9月4日(金)17時 郵送必着
第1次選抜令和8年10月24日(土)生命科学・英語
第1次選抜の発表令和8年11月6日(金)10時
第2次選抜令和8年11月28日(土)個人面接
最終合格発表令和8年12月17日(木)10時
試験場旭川医科大学(北海道旭川市)

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最終発表が12月17日です。医学部学士編入のなかでも、いちばん遅い部類に入ります。出願が8月末なので、夏の試験期の結果を見てから出願できます。

ただし1次(10月24日)から2次(11月28日)まで5週間、2次から発表まで3週間。出願から結果まで3か月半かかります。他大学の入学手続の締め切りと重なる可能性があるので、併願している人は日程を並べて確認してください。

出典: 旭川医科大学「令和9年度 医学部医学科第2年次編入学 学生募集要項」(学生募集要項(旭川医科大学)からダウンロード可。2026年8月28日確認)。

合格した人は、どのくらいの期間と費用をかけているか

項目実際の回答
合格までにかかった年数1年 3名/2年 7名/3年 2名
受験時の立場社会人 6名/大学卒業後 4名/大学在学中 2名/大学院 2名
推薦書を提出したか提出した 11名/提出しなかった 1名
受験にかかった総額中央値 約83万円(16万円〜299万円)

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旭川医科大学は募集10名という枠の大きさが最大の魅力です。5名募集の大学と比べて、合格者が倍います。そして合格10人に対して入学者が3〜9人だった年が4年続いています。大学は辞退と追加合格の人数も公表していて、令和8年4月入学では、入学辞退4人・追加合格3人でした。繰り上げは実際に動いています。ただし何位まで繰り上がるかは公表されていないので、そこは分かりません。

出典: 旭川医科大学「令和8年度 医学部入学者選抜状況」PDFの「(3)編入学(令和8年4月入学)第2年次編入学」の表(2026年8月29日確認)。メディコーチがPDFを取得して数値を確認しました。

いっぽうで過去問が手に入りません。この記事の分野別・形式別の表と、公開されている他大学の過去問を組み合わせて備えることになります。

メディコーチが実施している医学部学士編入の合格者アンケート(回答14名、2026年)より。表の数値は回答があったものだけを数えているため、項目により合計が14に満たないことがあります。年数・立場・推薦書は回答14名全体の集計、受験にかかった総額は、この調査の対象29大学に合格した13名の集計です。「大学在学中」には、本文で在学中と自己申告された方を含めています。

よくある質問

Q. 旭川医科大学の学士編入の倍率は何倍ですか。

A. 令和8年度は受験106人に対して最終合格10人で10.6倍でした。過去5年は10.6倍から14.3倍のあいだで、最終合格者は5年とも10名です。第1次選抜の合格者は令和8年度で27名でした。

Q. 合格者10名なのに入学者が少ないのはなぜですか。

A. 理由は公表されていません。事実として、入学者数は令和4年度10人、令和5年度3人、令和6年度6人、令和7年度8人、令和8年度9人と推移しています。

Q. 英語はどんな試験ですか。

A. 英作文(エッセイ)です。令和6年度は「COVID-19が日本社会にもたらした肯定的な影響が否定的な影響を上回るという主張にどの程度同意するか」を、理由と具体例を示して英語で書かせています。長文読解が中心の大学とは、必要な力が違います。

Q. 過去問はどこで手に入りますか。

A. 公式には手に入りません。ホームページ掲載も郵送請求も窓口閲覧の案内もなく、大学の「入試成績の開示請求について」のページでも、第2年次編入学は「試験問題関係資料(解答例又は出題の意図)」の欄が「ー」となっています。受験した本人が請求しても開示されません。

Q. 成績は開示されますか。

A. されます。受験した本人が請求すれば、総合点、順位、第1次選抜の得点、第2次選抜の得点が開示されます。令和8年度入試の場合、請求できるのは令和8年4月1日から5月7日までで、郵送によります。

まとめ

  • 募集10名。最終合格も5年とも10名で、倍率は10.6〜14.3倍です
  • 入学者は3人から10人まで振れています。募集10名に届かない年が4年続いています
  • 1次は生命科学300点+英語100点。2次は面接100点に1次の成績も加えて総合審査します
  • 英語はエッセイ。読む試験ではなく書く試験です
  • 出題は生物83%。字数を細かく切った論述と、実験を設計させる問いが出ます
  • 過去問は本人にも開示されません。ただし得点と順位は開示請求できます
  • 最終発表は12月17日。夏の結果を見てから出願できます

旭川医科大学は、枠が大きく、日程が遅いという点で、併願先として組み込みやすい試験です。一方で過去問が手に入らないので、何がどれだけ出るかを先に押さえてから走り出してください。

メディコーチのコーチは、全員が医学部学士編入の合格者です。生命科学をどこまで深くやるか、英語のエッセイをどう組み立てるか。同じ試験を通った人間が、あなた専用の計画をご提案します。

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