【合格者がコーチ】の医学部学士編入予備校|メディコーチ 読み込まれました

大学在学中の医学部編入|出願する道は2つあります

大学在学中の医学部編入|出願する道は2つあります

最終更新: 2026年8月29日

この記事で分かること

  • 在学中に出願する道は2つあります。「卒業見込み」で出すか、「2年次修了」で出すかです
  • 卒業見込みなら、ほぼすべての大学に出願できます。在学中の方がまず見るべきはこちらです
  • 🔴 高知大学は「一度2次選抜を受けた人は、もう出願できません」。在学中に軽い気持ちで受けると、1回で使い切ります
  • 高知大学の「学術論文を執筆したことがある」という要件は、卒業論文でも満たせます(要項に明記)
  • 獨協医科大学の25歳以下という年齢の上限は、在学中の方にはむしろ通りやすい条件です

「学士編入」という名前ですが、大学に在学中の方でも出願できます。

ただし道が2つあって、意味がかなり違います。そこを分けずに調べると、混乱します。

この記事は、大学が公表した2027年度の募集要項をもとに書いています。

在学中に出願する道は2つあります

出願するとき/入学するとき
① 卒業見込み
で出す
出願:4年生(または最終学年)。「2027年3月までに卒業見込みの者」という条件に当てはまります
入学:卒業してから入学します。元の大学の学位(学士)は取れます
② 2年次修了
で出す
出願:2年生を終えていれば出せます。大学によっては「62単位以上」など単位数の条件がつきます
入学:🔴 元の大学をどう扱うかは、要項に書かれていません。必ず両方の大学にご確認ください

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①は、ほぼすべての大学で使えます。どの大学の出願資格にも「卒業見込みの者」が入っているからです。在学中の方がまず見るべきは、こちらです。

②が使えるのは5校だけです。

大学要項に書かれている条件
高知他の大学に2年以上在学し、62単位以上修得した者(2027年3月までに修得見込みを含む)
大分修業年限4年以上の大学(国内の大学に限る)において2年以上在学し、62単位以上修得した者
群馬修業年限4年以上の大学において2年以上在学した者。あわせて教養教育科目と専門教育科目で62単位以上、かつ2年以内に受験したTOEFL iBTのスコア提出が要件
筑波大学に2年以上在学し、62単位以上修得した者。🔴 短期大学・高等専門学校の卒業者は対象外
獨協医科4年制以上の大学に在籍し、2年次までの課程を修了している者。単位数の条件はありません。ただし25歳以下という年齢の上限があります

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読み比べると、条件が3つに分かれます。

  • 4校は「62単位以上」を求めます。2年生を終えていても、単位が足りないと出せません
  • 獨協医科だけ単位数の指定がありません(「2年次までの課程を修了している者」)。そのかわり25歳以下という条件がつきます
  • 群馬だけは、これに加えてTOEFL iBTのスコア提出が要ります。出願日から2年以内に受験したものに限られるので、在学中に受けておく必要があります

出典: 各大学の2027年度募集要項の出願資格(メディコーチが29大学すべての要項本文を確認・2026年8月29日)。大学2年次修了のルートを持つのは、この5校だけでした。筑波大学の「短期大学・高等専門学校の卒業者は対象外」は、同大学の出願資格に短大・高専のルートが無いという意味です(2年次修了のルートはあります)。

そして②には、記事として書けないことが1つあります。合格したあと、元の大学がどうなるかです。確認した要項にはその扱いが書かれていませんでした。「たぶん中退になる」と書くのは推測になるので書きません。受ける前に、医学部の入試担当といまの大学の教務に、両方確認してください。

出典: 各大学の2027年度募集要項(2026年8月28日〜29日確認)。②の「2年次修了で出願できる大学」の一覧は、メディコーチが29大学の出願資格を確認しているところです。この記事では、要項の本文を読んで確かめられた大学だけを名前で挙げています。

高知大学は、在学中の方にいちばん開かれています。ただし条件が2つ

高知大学の出願資格は、7つのルートが並んでいます。

出願できる人
(1)大学を卒業した者・2027年3月までに卒業見込みの者
(2)短期大学・高等専門学校を卒業した者・卒業見込みの者
(3)学校教育法104条7項により学士の学位を授与された者
(4)🔴 他の大学に2年以上在学し、62単位以上修得した者(2027年3月までに修得見込みを含む)
(5)高等学校の専攻科の課程を修了した者
(6)専修学校の専門課程を修了した者(修業年限2年以上・総授業時間1,700時間以上)
(7)外国において学校教育における14年以上の課程を修了した者

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(4)が在学中のルートです。「2年以上在学し、62単位以上」と単位数まで書かれています。

🔴 条件1 全員に「学術論文を執筆したことがある」が要ります

入学を志願することができる者は、次の各号のいずれかに該当する者で、過去に学術論文を執筆したことがある者とします。
(2027年度 高知大学医学部 編入学学生募集要項「4 出願資格」より)

この一文は(1)〜(7)のすべてにかぶさります。ここで多くの方が「無理だ」と思うのですが、要項をもう少し読むと、条件が緩みます。

志願者が執筆した論文(大学・高等専門学校等の卒業論文、又は一般に公開された学術論文(筆頭著者であることが望ましい))の要旨(写し)を提出すること。
(同要項 提出書類「⑤ 論文要旨」より)

卒業論文でよいと書かれています。学会誌に載った論文である必要はありません。

ここから、在学中の方には順番がはっきりします。

  • 卒業論文を書き終える見込みがあるなら、(1)の「卒業見込み」で出すほうが確実です
  • (4)の2年次修了ルートで出すなら、卒論より前に論文を書いている必要があります。学部2年でそれに当てはまる方は多くありません

🔴 条件2 一度2次選抜を受けたら、もう出願できません

2015(平成27)年度に実施の2016(平成28)年度入試以降において、本選抜の第2次選抜を受験した者も除きます。
(同要項「4 出願資格」より)

これは在学中の方にとって、とても重い条件です。

「まだ2年生だけど、練習のつもりで受けてみよう」——その受験で第2次選抜まで進むと、高知大学はもう二度と受けられません。第1次で落ちたぶんには影響しませんが、2次まで行った時点で使い切ります。

医学部学士編入は2年以上かかる方が多い試験です(合格者14名のうち2年以上が9名)。高知大学を本命に考えているなら、受ける年を選んでください。

出典: 高知大学「2027年度 医学部医学科 編入学学生募集要項」(入試情報(高知大学医学部)からダウンロード可。2026年8月29日確認)。メディコーチが要項PDFを取得して全文を読みました。なお高知大学は2027年度から第1年次10月編入学(研究医特別選抜)に変わっています。募集は4名です。制度の中身は高知大学の記事をご覧ください。

在学中は、授業も卒論も就活も同時に動きます。どの道で出願するか、いつ受けるかで、負担がまるで変わります。医学部学士編入を実際に突破したコーチが、あなたの学年と残り時間から順番を決めます。

無料相談で受ける年を決める

相談は無料です。志望校が固まっていない段階でも大丈夫です。

獨協医科大学は、在学中の方にとって条件がそろっています

獨協医科大学も、2年次修了で出願できます。

2)4年制以上の大学(外国の大学を含む)に在籍し、2年次までの課程を修了している者(出願時の休学者〈留学等による休学を除く〉及び医学部医学科在籍者を除く)
(令和9年度 獨協医科大学 総合型選抜 学生募集要項「出願資格」1.2)より)

そしてこの大学には年齢の上限があります。令和9年4月1日現在で25歳以下

社会人の方にとっては大きな壁ですが、在学中の方にとっては、まず引っかかりません。つまりここは、在学中の方が相対的に有利になる数少ない大学です。

ただし出願資格は6つの条件をすべて満たす必要があります。

条件在学中の方にとって
研究経験を有すること(教育・研究機関などの施設において、文理・専攻を問わず)🔴 研究室に配属される前だと、ここが厳しいかもしれません。2年次修了の段階では、まだ配属されていない大学が多いです
本学を第一志望として入学を志すこと併願の1校としては受けにくい設計です
入学後の学生生活で他の学生の模範となれること
卒業後も医学・医療分野でのキャリア形成を強く希望すること

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さらに第2次選抜では、出願時に提出したスライドで5分間のプレゼンテーションがあります。主題は「これまでの学習活動、研究活動、課外活動、社会活動履歴と将来の展望」、副題は「私の過去・現在・未来」です。

在学中の方は、ここで書ける材料がまだ少ないかもしれません。逆に言えば、ゼミ・研究室・サークル・ボランティア・インターンを「話せる形」にしておくことが、そのまま対策になります。

出典: 獨協医科大学「令和9年度 総合型選抜 学生募集要項」(PDF/2026年8月29日確認)。メディコーチが要項PDFを取得して全文を読みました。獨協医科大学は2004年度に学士編入学試験を発展的に解消し、いまは総合型選抜として実施しています。

実際に、在学中に受かった方の1日

メディコーチの合格者アンケート(回答14名)のうち、受験したときに大学在学中だったのは2名です。そのうち1名の平日が、そのまま書かれていました。

データサイエンスを学びながら鹿児島大学に合格した方(メディコーチの合格者アンケートより)

9:00 起床/電車で勉強(数学の解法のイメトレ・化学の暗記)/10:30 大学到着/12:00 授業終了/昼休憩/13:00 大学の図書館に向かう/22:00 大学の図書館が閉まるまで勉強/電車で勉強/23:00 帰宅/24:00 就寝

授業のあと、図書館が閉まるまで。この方は勉強場所についても書いています。

同じ方(メディコーチの合格者アンケートより)

大学の図書館と通学の電車のみで勉強をしていました。家で勉強できるタイプ、できないタイプなどいろいろありますが、自分が集中して勉強できる場所を見つけることが、一人でかつ長期で勉強する何よりの武器になると思います。

在学中の強みが、そのまま出ています。大学の図書館が使えて、通学時間があって、社会人のように「仕事のあとに残った体力で」という制約がありません。

もう1名は滋賀医科大学に合格した方で、大学3年生のときに医師を目指すことを決めています。受験校の選び方はこうでした。

大学在学中に滋賀医科大学に合格した方(メディコーチの合格者アンケートより)

理系科目が得意だったこともあり、物理化学が試験科目にある大学を積極的に選びました。また、TOEFLは受けていなかったのでTOEFLがない大学を重点的に選びました。

「まだ英語のスコアを持っていない」という在学中ならではの事情から、受ける大学を選んでいます。外部試験が要らない大学は11校あります(難易度ランキングの記事にまとめています)。

メディコーチが実施している医学部学士編入の合格者アンケート(回答14名・2026年)より。受験時に大学在学中だったのは2名です。ご本人の許諾を得たうえでお名前を伏せて掲載しています。

在学中に受けるときの、5つの注意

内容
1卒業見込みで出すほうが、道としては広い。2年次修了で出せる大学は限られますし、合格したあとに元の大学をどうするかという問題も残ります
2🔴 高知大学は、2次選抜まで進むと二度と受けられません。練習のつもりで受ける大学ではありません
3英語の外部試験は、早めに受けておく。最低点を出願の条件にしている大学が9校点は問わないが受験していることを求める大学が6校あります(このほかに、受験していれば提出が必要という大学が1校)。スコアには有効期限(多くは2年以内)があるので、受ける年から逆算してください
4研究経験と卒業論文は、そのまま出願書類になります。高知大学は論文要旨の提出、獨協医科大学は研究経験が出願資格。ゼミや研究室を「受験に使えるもの」として選ぶという考え方もあります
5就職活動と日程が重なります。医学部学士編入の試験は5月から11月に集中します。どちらも中途半端になるのがいちばん危ないので、先に順番を決めてください

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3つめについて補足します。在学中の方は英語のスコアを持っていないことが多いはずです。これは不利ではなく、単に順番の問題です。外部試験が要らない大学から受けることもできますし、時間があるうちにスコアを取っておけば、受けられる大学が一気に増えます。

よくある質問

Q. 大学に在学中でも医学部編入を受けられますか。

A. 受けられます。道は2つあって、1つは「卒業見込み」で出願する道(ほぼすべての大学で使えます)、もう1つは「2年次修了」で出願する道(一部の大学)です。在学中の方がまず見るべきは、前者です。

Q. 2年次修了で出願して合格したら、いまの大学はどうなりますか。

A. 確認した募集要項には、その扱いが書かれていませんでした。メディコーチとしても推測では書けません。受ける前に、医学部の入試担当と、いま在籍している大学の教務の両方にご確認ください。

Q. 高知大学の「学術論文を執筆したことがある」は、どのくらいのものが必要ですか。

A. 募集要項の提出書類の欄に「志願者が執筆した論文(大学・高等専門学校等の卒業論文、又は一般に公開された学術論文(筆頭著者であることが望ましい))の要旨」とあります。卒業論文でも満たせます。ただし2年次修了のルートで出願する場合は、卒業論文をまだ書いていないので、別に論文を書いている必要があります。

Q. 練習のつもりで受けてもいいですか。

A. 大学によります。高知大学は「2016年度入試以降において、本選抜の第2次選抜を受験した者も除きます」と要項にあり、2次選抜まで進むと二度と出願できません。本命に考えている大学については、受ける年を選んでください。

Q. 在学中だと不利になりますか。

A. 一概には言えません。獨協医科大学のように年齢の上限(25歳以下)がある大学では、むしろ有利に働きます。一方で獨協医科大学は「研究経験を有すること」も出願資格にしているので、研究室に配属される前だと厳しい面もあります。大学の図書館や通学時間を使えるのは、在学中ならではの強みです。

まとめ

  • 在学中の道は①卒業見込みで出す ②2年次修了で出すの2つ。①のほうが広く使えます
  • ②で合格したあと元の大学がどうなるかは要項に書かれていません。両方の大学に確認してください
  • 🔴 高知大学は2次選抜まで進むと二度と受けられません
  • 高知大学の学術論文の要件は、卒業論文でも満たせます(要項に明記)
  • 獨協医科大学の25歳以下という上限は、在学中の方には通りやすい条件。ただし研究経験が出願資格に入っています
  • 英語の外部試験は時間があるうちに。受けられる大学が一気に増えます

在学中は、いちばん時間がある時期です。図書館が使えて、通学時間があって、仕事のあとの疲れがありません。

一方で授業も卒論も就活も同時に動きます。だからこそ「いつ受けるか」を先に決めることが、ほかのどの立場よりも効きます。

メディコーチのコーチは、全員が医学部学士編入の合格者です。いまの学年、卒論の予定、就活の状況をうかがったうえで、どの年にどの大学を受けるかを一緒に決めます。

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