医学部学士編入の難易度|入りやすい大学を4つのものさしで比べました

最終更新: 2026年8月29日
この記事で分かること
- 「入りやすい」を4つのものさしに分けて、27大学を全部並べました。どう判定したかも全部書いています
- 倍率だけで決めないでください。出願の条件が厳しい大学は受ける人が減るので、倍率が下がります
- 英語の外部試験が要らない大学が11校あります。ここが最初の分かれ道です
- 物理か数学が要項に書かれているのは9校。10校は科目まで書かれていて物理・数学がなく、8校は試験名しか書かれていません
- 🔴 4つそろった大学はありません。3つ○が滋賀医科・大分・山口・旭川医科の4校で、2つ○が9校です
「医学部編入 入りやすい大学」で調べると、倍率の低い順に並べたページが出てきます。ですが、それだけで受験校を決めるのは危険です。
理由は単純です。出願の条件が厳しい大学ほど、受ける人が減って倍率が下がるからです。倍率が低いのは「簡単だから」ではなく「出願できる人が少ないから」かもしれません。
この記事では、「入りやすい」を4つに分けて、27大学すべてを並べました。どう判定したかの規則も全部書いていますので、ご自身の条件に合わせて並べ替えて読んでください。
まず「入りやすい」を4つに分けます
| ものさし | 見ているもの |
|---|---|
| ① 出願の壁 | 英語の外部試験が要るか、最低点があるか |
| ② 科目の壁 | 募集要項に書かれている試験科目 |
| ③ 席の数 | 募集人員 |
| ④ 実質倍率 | 第1次の受験者 ÷ 最終合格者 |
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それぞれ、なぜ大事かを一言ずつ。
- ① 出願の壁 … ここで受けられるかどうかが決まります。最低点がある大学は、スコアを取るまで受験すらできません
- ② 科目の壁 … 準備にかかる月数が変わります。物理や数学まで要る大学は、生命科学だけの大学より半年から1年多くかかります
- ③ 席の数 … 合格者が多いほど、その年の運に左右されにくくなります。5人と20人では性質が違います
- ④ 実質倍率 … 実際に会場に来た人のうち何人が受かったか。ただし①②が厳しい大学ほど低く出るので、単独では使えません
この4つは、大学が公表しているものだけで組んでいます。①と②は各大学の2027年度募集要項の本文、③は同じく募集要項の募集人員、④は各大学が公表している入試実施状況です(大学の公表資料は2026年8月28日確認、リンクは2026年8月29日確認)。メディコーチの過去問分析は使っていません。全27校のリンクは滋賀医科大学・大分大学・山口大学をはじめ、記事の最後にまとめています。
①②③が「入る前の壁」、④が「入ってからの競争」です。
①②③が高い大学は、④が低く出ます。だから④だけを見ると、いちばん条件の厳しい大学が「入りやすい大学」に見えてしまいます。これが「入りやすい大学ランキング」のいちばんの落とし穴です。
ものさし① 英語の外部試験が要らない大学が11校あります
医学部学士編入の出願で、TOEICやTOEFLのスコアを求める大学と、求めない大学があります。5つに分かれます。
| 判定 | 大学数 | タイプ | 内容 |
|---|---|---|---|
| ○ | 11校 | 外部試験は不要 | 要項に外部試験の記載がない。英語は大学が独自に出題するか、そもそも出さない |
| △ | 6校 | 受験だけ必要(下限なし) | 受けていることが条件だが、最低点はない。ただし書類審査で点として見られる |
| △ | 1校 | 提出は任意 | 受けていなくてもよい。受けていれば提出が必要(筑波のみ) |
| × | 6校 | 最低点あり(足切り) | 基準点に届かないと出願できない。選抜の配点には入らない |
| × | 3校 | 最低点あり+配点にも算入 | 基準点に届かないと出願できず、さらにスコアが点数になる |
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いま英語のスコアを持っていない方にとって、ここが最初の分かれ道です。
- ○の11校は、今日から出願できます。スコアを取るために数か月を使う必要がありません
- ×の9校は、まずスコアを取らないと土俵に立てません。試験の申込みから結果が出るまでを逆算してください
- 逆に、すでに高いスコアをお持ちの方には×が有利です。特に「配点にも算入」の3校では、そのスコアがそのまま点になります
大学ごとの必要点数はTOEIC・TOEFLは何点必要か(大学別)にまとめています。
出典: 各大学の2027年度募集要項(大学の公表資料は2026年8月28日確認、リンクは2026年8月29日確認)。5つの分け方は、要項の「出願資格」「選抜方法」「提出書類」の章に外部試験がどう書かれているかで決めています。「不要」は、要項の全文にTOEIC・TOEFL・IELTS・英検などの記載が一件も無かった大学です。
ものさし② 物理か数学が要項に書かれているのは9校です
次に、募集要項が「何を出す」と書いているかです。準備にかかる月数がいちばん変わるのがここです。
| 判定 | 大学数 | 要項の書き方 |
|---|---|---|
| ○ | 10校 | 科目まで書かれていて、物理も数学もない |
| △ | 8校 | 試験名しか書かれていない(「自然科学総合問題」など) |
| × | 9校 | 物理か数学が科目として書かれている |
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- ○の10校 … 大分・山口・島根・旭川医科・神戸・秋田・群馬・名古屋・岡山・鳥取。生命科学と英語を仕上げれば受けられます
- △の8校 … 北海道・富山・獨協医科・琉球・金沢・鹿児島・東京科学・長崎。要項に科目名がありません。富山と獨協医科は、そもそも筆記が論文・作文・適性検査です
- ×の9校 … 大阪・弘前・滋賀医科・香川・高知・北里・愛媛・浜松医科・筑波。物理か数学の準備が別に要ります
×の9校は「不利な大学」ではありません。準備できる人が絞られるぶん、競争相手は少なくなります。理工系の方には、むしろここが狙い目になります。
🔴 「生命科学」と書いてあっても、物理が入っていることがあります
この判定は要項の本文から取っています。入試の一覧に出ている試験名だけでは分かりません。
注1 生命科学は、医学修得に必要な知識(物理学、化学、生物学)とします。
(令和9年度 浜松医科大学 医学科第2年次編入学 学生募集要項より)
愛媛大学も同じです。一覧では「自然科学総合問題」としか書かれていませんが、要項の本文には「生命科学領域,物理学領域,化学領域等」とあります。
この2校は、要項の本文を読むまで○に分類していました。受ける大学については、募集要項のPDFを開いて、出題範囲の記載を自分の目で読んでください。
出典: 各大学の2027年度募集要項の本文(大学の公表資料は2026年8月28日確認、リンクは2026年8月29日確認)。判定はメディコーチが要項に書かれた科目名から機械的に分けたものです。「物理」または「数学」が科目として書かれていれば×、科目名は書かれているがそのどちらも無ければ○、試験名しか書かれていなければ△としています。メディコーチの過去問分析は使っていません。本文で引用したのは浜松医科大学と愛媛大学の募集要項です。
ものさし③ 席の数は、3人から20人まで開きがあります
| 判定 | 募集人員 | 大学 |
|---|---|---|
| ○ | 10人以上 (8校) | 弘前20名/滋賀医科15名/群馬15名/大分10名/山口10名/旭川医科10名/大阪10名/鹿児島10名 |
| △ | 5人から9人 (15校) | 上と下の行に挙げた12校以外 |
| × | 5人未満・若干名 (4校) | 名古屋4名/高知4名/獨協医科3名以内/北里 若干名 |
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弘前大学の20名は突出しています。次が滋賀医科と群馬の15名。この3校だけで、全国の席のかなりの部分を占めます。
席が多いことの意味は、倍率だけではありません。
- その年の顔ぶれに左右されにくくなります。5人枠だと、たまたま強い受験者が5人来た年は通りません。20人枠ならその影響は薄まります
- 合格最低点が安定します。合格者が少ない大学ほど、年によって必要な点が大きく動きます
出典: 各大学の2027年度募集要項に記載された募集人員(大学の公表資料は2026年8月28日確認、リンクは2026年8月29日確認)。募集が10名以上の8校は 弘前大学・滋賀医科大学・群馬大学・大分大学・山口大学・旭川医科大学・大阪大学・鹿児島大学 です。北里大学と岩手医科大学は「若干名」で人数の記載がありません。
ものさし④ 実質倍率は5.8倍から17.4倍まで
4つめが倍率です。第1次を受けた人 ÷ 最終合格者で計算しています。
| 判定 | 実質倍率 | 大学 |
|---|---|---|
| ○ | 10倍未満 | 金沢5.8/大阪6.6/弘前7.2/香川7.3/高知7.3/愛媛7.5/北里9.0/名古屋9.0/滋賀医科9.2 |
| △ | 10倍以上15倍未満 | 獨協医科10.0/島根10.2/鹿児島10.3/大分10.4/旭川医科10.6/北海道12.0/山口13.9 |
| × | 15倍以上 | 神戸15.4/富山17.4 |
| — | 受験者数が非公表 | 浜松医科・秋田・鳥取・岡山・琉球・長崎・群馬・東京科学・筑波(9校) |
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9校は受験者数を公表していません。倍率が出せないので、この記事では「—」として、○の数には数えていません。不利に扱っているわけではなく、判定できないという意味です。
年ごとの推移や志願倍率については、倍率まとめ(29大学)で詳しく書いています。
出典: 各大学が公表している入試実施状況(大学の公表資料は2026年8月28日確認、リンクは2026年8月29日確認)。大学が公表している最新の年度の数字です。「実質倍率」はメディコーチが公表値から計算しました(第1次試験の受験者数 ÷ 最終合格者数)。大学によって「受験者」「合格者」が指すものが違うため、大学間の比較はおおまかな目安としてご覧ください。実質倍率が10倍未満だったのは 金沢大学・大阪大学・弘前大学・香川大学・高知大学・愛媛大学・北里大学・名古屋大学・滋賀医科大学 です。
4つを合わせた一覧(27大学・条件がそろっている順)
○が多い順に並べました。同じ数のときは、実質倍率が○の大学を先にしています。
| ○の数 | 大学 | 出願 | 科目 | 席 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3個 | 滋賀医科 | ○ | × | ○ | ○ |
| 3個 | 大分 | ○ | ○ | ○ | △ |
| 3個 | 山口 | ○ | ○ | ○ | △ |
| 3個 | 旭川医科 | ○ | ○ | ○ | △ |
| 2個 | 北里 | ○ | × | × | ○ |
| 2個 | 名古屋 | △ | ○ | × | ○ |
| 2個 | 大阪 | △ | × | ○ | ○ |
| 2個 | 弘前 | △ | × | ○ | ○ |
| 2個 | 高知 ※1年次10月編入 | ○ | × | × | ○ |
| 2個 | 神戸 | ○ | ○ | △ | × |
| 2個 | 秋田 | ○ | ○ | △ | — |
| 2個 | 群馬 | △ | ○ | ○ | — |
| 2個 | 鳥取 | ○ | ○ | △ | — |
| 1個 | 愛媛 | × | × | △ | ○ |
| 1個 | 金沢 | △ | △ | △ | ○ |
| 1個 | 香川 | × | × | △ | ○ |
| 1個 | 岡山 | × | ○ | △ | — |
| 1個 | 島根 | × | ○ | △ | △ |
| 1個 | 浜松医科 | ○ | × | △ | — |
| 1個 | 獨協医科 ※25歳以下 | ○ | △ | × | △ |
| 1個 | 鹿児島 | × | △ | ○ | △ |
| 0個 | 北海道 | × | △ | △ | △ |
| 0個 | 富山 | △ | △ | △ | × |
| 0個 | 東京科学 | △ | △ | △ | — |
| 0個 | 琉球 | × | △ | △ | — |
| 0個 | 筑波 | △ | × | △ | — |
| 0個 | 長崎 | × | △ | △ | — |
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判定の規則はこの記事の①〜④に全部書いています。○の数が同じときは、実質倍率が○の大学を先にしました。大学名はメディコーチの大学別記事にリンクしています。
数字の出どころ(27大学の公式ページ)(大学の公表資料は2026年8月28日確認、リンクは2026年8月29日確認):滋賀医科大学・大分大学・山口大学・旭川医科大学・北里大学・名古屋大学・大阪大学・弘前大学・金沢大学・高知大学・浜松医科大学・神戸大学・秋田大学・鹿児島大学・愛媛大学・香川大学・北海道大学・岡山大学・獨協医科大学・琉球大学・群馬大学・長崎大学・鳥取大学・富山大学・島根大学・東京科学大学・筑波大学。全29本のリンクはメディコーチがHTTP応答を確認しています。
この表は「難易度の順位」ではありません。条件がそろっている順です。ここは間違えやすいので、もう一度書きます。
○が多い大学は「壁が低く、席が多い」というだけで、問題が易しいという意味ではありません。大分大学は3次選抜まであり、山口大学は上位約50人しか小論文を採点しません。入口が広いことと、通るのが簡単なことは別です。
🔴 4つそろった大学はありません
27大学のうち、4つとも○がついた大学は1校もありませんでした。どこかが必ず引っかかります。
3つ○が4校です。
- 大分・山口・旭川医科 … 外部試験が不要、科目も生命科学まで、募集10名以上。引っかかったのは倍率だけ(10.4倍・13.9倍・10.6倍)。いまスコアを持っていない方がいちばん早く出願できる3校です
- 滋賀医科 … 外部試験が不要、募集15名、実質倍率9.2倍。引っかかったのは科目で、要項に生物学・物理学・化学・統計学・数学が明示されています
2つ○が9校続きます。北里・名古屋・大阪・弘前・高知・神戸・秋田・群馬・鳥取。
この中では大阪と弘前が募集10名・20名と多く、倍率も10倍未満です。どちらも引っかかったのは外部試験(受験は必要・最低点なし)と、物理化学の科目。理工系で、スコアを持っている方には、実質いちばん条件がよい2校になります。
あなたの条件で見ると、選ぶ大学は変わります
4つのものさしの重みは、人によって違います。よくある4つの立場で並べ替えるとこうなります。
| あなたの状況 | 優先するものさし | 見るべき大学 |
|---|---|---|
| 英語のスコアがない・すぐ受けたい | ① 出願の壁 | 外部試験が不要な11校。中でも大分・山口・旭川医科・滋賀医科は募集も10名以上 |
| 文系出身・物理化学をやりたくない | ② 科目の壁 | 科目が○の10校。大分・山口・旭川医科は①も③も○なので、いちばん手が届きやすい3校です |
| TOEIC・TOEFLの高得点を持っている | ① を逆に使う | 最低点がある9校。特にスコアが配点にも入る香川・島根・長崎では、そのスコアがそのまま点になります |
| 理系で物理・化学が得意 | ② を逆に使う | 科目が×の9校。大阪・弘前・滋賀医科は募集も10名以上で、準備できる人が絞られるぶん有利に働きます |
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この表の分け方は、①出願の壁と②科目の壁の判定をそのまま裏返したものです。もとになっているのは各大学の2027年度募集要項(大学の公表資料は2026年8月28日確認、リンクは2026年8月29日確認)。外部試験のスコアが配点にも入る3校は 香川大学・島根大学・長崎大学 です。
「入りやすい大学」は、人によって違います。英語のスコアを持っている方にとっては、最低点がある大学のほうが入りやすいのです。受験者が絞られているのですから。
どのものさしを優先すべきかは、あなたの経歴と残り時間で変わります。医学部学士編入を実際に突破したコーチが、いまの力と使える時間から、受ける大学と順番を一緒に決めます。
相談は無料です。志望校が固まっていない段階でも大丈夫です。
倍率が低い大学の落とし穴
最後に、数字だけ見ると間違える例を3つ挙げます。
1. 母数が小さいと、倍率は意味を失います
獨協医科の実質倍率は10.0倍です。ですが中身は10人が受けて1人が受かったというもの。さらに2024年度は14人が受けて合格者が0人でした。
募集が「3名以内」なので、基準に届く人がいなければ取りません。倍率が何倍かではなく、基準に届くかどうかの試験です。
2. 倍率が下がったのは、受ける人が減ったからです
山口は、2022年度の24.7倍から2026年度は13.9倍まで下がりました。ですが合格者は9年間ずっと10人で変わっていません。動いたのは志願者だけ(291人→160人)です。
問題が易しくなったわけではありません。「上位約50人しか小論文を採点しない」という要項の規定も変わっていません。
3. 「若干名」は、割る数がありません
北里は募集人員が「若干名」です。志願倍率が計算できません。実際の合格者は3年とも3人でした。
そして北里大学は最終の合否が20分の面接だけで決まります(要項に「1次試験の結果は加味しません」と明記)。筆記の倍率は、合否をほとんど説明していません。
この一覧から外した2校と、注記が要る2校
| 大学 | 理由 |
|---|---|
| 福井 一覧から外しました | 🔴 募集停止です。大学が令和7年12月23日付の通知で公表しています。過去の実績は記事に残しています |
| 岩手医科 一覧から外しました | 🔴 一般の学士は出願できません。歯学部卒+歯科医師免許+岩手県の地域医療に通算6年以上、の3条件すべてが必要です |
| 高知 一覧に含めています | ⚠ 2027年度から第1年次10月編入学(研究医特別選抜)に変わりました。学士は出願できますが、2年次編入ではありません。表の倍率は旧制度のものです |
| 獨協医科 一覧に含めています | ⚠ 令和9年4月1日現在で25歳以下という年齢の上限があります。また「学士編入学試験」ではなく総合型選抜です |
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この4校は、倍率や科目の前に、そもそも受けられるかどうかが問題になります。受験校を決める前に必ず確認してください。
出典: 福井大学(募集停止は大学の令和7年12月23日付の通知による)/岩手医科大学(出願資格)/高知大学(2027年度からの制度変更)/獨協医科大学(総合型選抜と年齢の上限)(大学の公表資料は2026年8月28日確認、リンクは2026年8月29日確認)。いずれもメディコーチが大学の公表資料で確認しました。
よくある質問
Q. 結局、いちばん入りやすい大学はどこですか。
A. 「入りやすい」の意味によって変わります。この記事の4つのものさし(出願の壁・科目の壁・席の数・実質倍率)で、4つとも○がついた大学は1校もありませんでした。3つ○が滋賀医科・大分・山口・旭川医科の4校、2つ○が北里・名古屋・大阪・弘前・高知・神戸・秋田・群馬・鳥取の9校です。ただし条件がそろっていることと、問題が易しいことは別です。
Q. 倍率がいちばん低いのはどこですか。
A. 実質倍率(第1次の受験者÷最終合格者)でいちばん低いのは金沢大学の5.8倍でした。ただし志願者が29人まで減った結果で、母数が小さいぶん年による振れが大きくなります。また9校は受験者数を公表しておらず、倍率を出せません。
Q. 英語のスコアがなくても受けられる大学はありますか。
A. あります。この記事で比べた27大学のうち、募集要項に外部試験の記載がまったくない大学が11校あります。大分・山口・旭川医科・滋賀医科・浜松医科・神戸・秋田・高知・北里・獨協医科・鳥取などです。ただし大学が独自に英語を出題する場合はあります。
Q. 物理と数学をやらずに受けられますか。
A. 受けられます。物理か数学が科目として書かれているのは、大阪・弘前・滋賀医科・香川・高知・北里・愛媛・浜松医科・筑波の9校です。科目まで書かれていて物理も数学もない大学が10校あります。ただし試験名しか書かれていない大学が8校あり、そこは要項からは中身が分かりません。また浜松医科大学のように「生命科学」と書かれていても要項の本文で物理学が含まれる大学があるので、受ける大学の要項は必ずご自身でご確認ください。
Q. この順位はどうやって決めたのですか。
A. 4つのものさしをそれぞれ○△×で判定し、○の数が多い順に並べています。判定の規則は記事内にすべて書いています。偏差値のような単一の数値は使っていません。大学が公表しているデータだけで組んでいます。
まとめ
- 倍率だけで「入りやすい」を判断しないでください。出願の条件が厳しい大学ほど、受ける人が減って倍率は下がります
- 英語の外部試験が要らない大学が11校。スコアがない方は、まずここから見てください
- 物理か数学が要項に書かれているのは9校、科目まで書かれていて物理・数学がないのが10校、試験名しか書かれていないのが8校です
- 🔴 「生命科学」と書いてあっても物理が入っていることがあります(浜松医科・愛媛)。受ける大学の要項は本文まで開いてください
- 席は3人から20人まで開きがあります。弘前20名・滋賀医科15名・群馬15名が上位です
- 🔴 4つそろった大学はありません。3つ○が滋賀医科・大分・山口・旭川医科の4校、2つ○が9校です
- 高得点の英語スコアをお持ちなら、逆に「最低点がある大学」が有利です
- 🔴 福井は募集停止、岩手医科は歯科医師限定。高知は1年次10月編入、獨協医科は25歳以下です
「入りやすい大学」は、人によって違います。あなたが持っているもの(英語のスコア、理系の下地、使える時間)で、有利になる大学は変わります。順位表を上から受けるのではなく、自分の条件に合う列を見てください。
なお、この記事が答えているのは「どの大学が入りやすいか」までです。そもそも挑戦するかどうかを迷っている方は、医学部編入は「やめとけ」なのかのほうをご覧ください。合格するまでにかかった年数と費用、落ち続けたときに何が起きるかを、合格した方の回答と大学の公表データで書いています。
メディコーチのコーチは、全員が医学部学士編入の合格者です。あなたの経歴と残り時間から、受ける大学・受ける順番・いつまでに何を仕上げるかまで、具体的にご提案します。
相談は無料です。志望校が固まっていない段階でも大丈夫です。
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