【合格者がコーチ】の医学部学士編入予備校|メディコーチ 読み込まれました

医学部編入で入学したあと|12名の回答は、いくつかの点で割れています

医学部編入で入学したあと|12名の回答は、いくつかの点で割れています

最終更新: 2026年8月30日

この記事で分かること

  • 🔴 「医学部は忙しいのか」は、答えが割れています。しかも同じ1人の回答の中で割れていることがあります
  • 割れる理由は比べている相手が違うからです。「働きながらの受験」と比べるのか、「他学部の学生」と比べるのか
  • 逆に、割れなかったことが3つあります(それぞれ3名が触れていて、いずれも同じ方向でした)。受験勉強はそのまま効く/覚える量は多い/年齢の心配は問題にならなかった
  • 🔴 2名が同じことを書いています。「どの大学に入るかは、入学後にとても重要だった」
  • 🔴 この記事に卒業後の話はありません。回答した方は全員が在学中だからです

この記事は、12名の回答だけでできています

メディコーチは合格した方にアンケートをとっています。そのなかに「入学後に気づいたこと」を聞く設問があり、12名が答えています山口弘前浜松医科滋賀医科琉球鹿児島に合格した方です)。

この記事に書くのは、その12件に実際に書かれていたことだけです。

🔴 ですから、卒業後の話は出てきません。答えた12名は全員、まだ在学中だからです。医師になるまでの年数のような制度の話何年かかるのかの記事に、暮らしにかかるお金は学費と生活費の記事に分けて書いています。

引用はメディコーチが実施した合格者アンケートの「入学後に気づいたこと」への回答によります(2026年8月30日時点)。「12名」は、この設問に回答した人数です。アンケート全体の回答者数とは違います。いずれも回答者本人の主観であって、大学が公表しているものではありません。

🔴 「医学部は忙しいのか」は、答えが割れています

ここが、12件を読んでいちばん驚いたところです。正反対のことが書かれています。

忙しくない、と書いた方

浜松医科に合格した方(大学卒業後に受験。合格まで2年)(メディコーチ合格者アンケートより)

思っているより時間がありますので、時間に関しては心配する必要はないと思います。ただ、オンラインでアルバイトができたり、リモートで仕事ができるのであれば、その状況を続けられるといいと思いました。

滋賀医科に合格した方(経営コンサルティング会社から。合格まで2年)(メディコーチ合格者アンケートより)

仕事をしながら受験をしていた頃よりも、医学部に入ってからの方が圧倒的に、精神的には負担が少なく、日々、楽しいです。なぜなら、自分のことを最優先にして、試験を突破しさえすればよいからです。

勉強量が多い、と書いた方

浜松医科に合格した方(社会人から)(メディコーチ合格者アンケートより)

他学部に比べ必要な勉強量が圧倒的に多い。テストを乗り切るには割り切った勉強の仕方が必要だが、卒業研究や修士論文等で培った力は必ず役に立つ。

琉球に合格した方(検査技師から。合格まで2年)(メディコーチ合格者アンケートより)

解剖学や組織学など新たに覚える量は非常に多く、入学後も継続して勉強する必要があります。

🔴 そして、同じ1人が両方を書いています

滋賀医科に合格した方(大学在学中に受験)(メディコーチ合格者アンケートより)

医学部は案外そんな忙しくないという印象を持っている。たしかに試験前はかなり忙しいがそれ以外はたいして忙しくない。ただ暗記量は結構あるので、暗記が苦手な人からしたら少し苦痛に感じてしまうかもしれない。

🔴 これが答えだと思います。「忙しい」と「忙しくない」は、同時に成り立ちます。

割れているのは、比べている相手が違うからです

12件を並べ直すと、「何と比べているか」が2つに分かれます。

何と比べているかそうすると、どう見えるか
働きながらの受験
と比べる
楽になった。「自分のことを最優先にして、試験を突破しさえすればよい」「思っているより時間がある」
受験期のほうがきつかった、という比べ方です
他学部の学生
と比べる
圧倒的に多い。「他学部に比べ必要な勉強量が圧倒的に多い」「解剖学や組織学など新たに覚える量は非常に多い」
大学生としては重い、という比べ方です

→ 横にスクロールできます

どちらも本当のことを言っています。「何と比べているか」が違うだけです。

🔴 ただし「働きながら受験した人は楽に感じる」と言い切ることはできません。「勉強量が圧倒的に多い」と書いた方も、社会人から入っています。同じ出身でも割れています。比べる相手が違えば見え方が変わる、というところまでが12件から言えることです。

🔴 ですから「医学部は忙しいですか」という問いには、そのままでは答えられません。「いまの生活と比べてどうか」に置き換えてください。働きながら受験を考えている方は社会人の医学部編入の記事を、在学中の方は在学中に受ける記事を合わせてご覧ください。

🔴 「社会人経験は活きるのか」も割れています

活きた、と書いた方

琉球に合格した方(検査技師から。合格まで2年)(メディコーチ合格者アンケートより)

社会人経験で身につけた時間管理や対人コミュニケーションは、実習やグループワーク、患者さんとの関わりで想像以上に活かせました。

浜松医科に合格した方(社会人から)(メディコーチ合格者アンケートより)

理学、工学系出身の方は直接医学部に入った人に比べ論理的思考力が長けているため研究に強い。また検査値の読み解きなど臨床において役に立つ能力が育っている。

そのままでは活きない、と書いた方

鹿児島に合格した方(大学在学中に受験。合格まで2年)(メディコーチ合格者アンケートより)

営業で得た対人スキルとか、自己管理能力とかそういったものをそのまま応用してうまく行くような世界ではないと思います。極端な話、自分が目指すべきところにそれが必要なければ、なんの意味も持たないからです。目標を持って日々生活するべきでしょう。

🔴 この1件を落とさずに載せます。前向きな声だけを並べると、宣伝になるからです。

この方は同じ回答の中で、こうも書いています。

同じ方(メディコーチ合格者アンケートより)

実際、編入だからという理由で医学生生活がうまくいかないことは無いと断言できます。編入を理由にできないことは医学部にはありません。

「経験が自動で効くわけではない。ただし編入であることが不利になるわけでもない」——そう読めます。

反対に、割れなかったことが3つあります

🔴 「12名が同じことを言った」ではありません。それぞれ3名が触れていて、その3名が同じ方向だった——という意味です。残りの方は、この点について書いていません。

何人が触れたか書かれていたこと
3名受験勉強が、そのまま入学後に効く
山口浜松医科琉球
3名覚える量は、多い
浜松医科滋賀医科琉球
3名年齢や馴染めるかの心配は、実際には問題にならなかった
弘前滋賀医科琉球

→ 横にスクロールできます

1. 受験勉強は、そのまま効きます

山口に合格した方(会社員から。合格まで3年)(メディコーチ合格者アンケートより)

編入学試験の受験勉強での知識はそのまま医学部での基礎になります。編入学試験を突破してきた学士は一般生よりもアドバンテージがあるほどです。また、知識以外にも、受験勉強で身に付けた情報の分析力や戦略、計画性はそのまま医学部での勉強にも活きます。何一つ無駄になることはないと思うので、ただ目の前の試験に向けて頑張ってください。

琉球に合格した方(検査技師から。合格まで2年)(メディコーチ合格者アンケートより)

学士編入試験で勉強した生命科学の知識が、そのまま基礎医学の理解にかなり役立つということです。

生命科学に何をどこまでやるかは生命科学の記事、どの本を使うかは参考書のまとめ記事に書きました。

2. 覚える量は、多い

上の3名が、それぞれ別の言い方で同じことを書いています。「他学部に比べ必要な勉強量が圧倒的に多い」「暗記量は結構ある」「解剖学や組織学など新たに覚える量は非常に多い」。

🔴 「忙しくない」と書いた方も、「覚える量が少ない」とは書いていません。時間の余裕と、覚える量は別の話だということです。

3. 年齢の心配は、実際には問題にならなかった

弘前に合格した方(臨床研究コーディネーターから。合格まで3年)(メディコーチ合格者アンケートより)

年齢差があるため、学生生活で周囲に馴染めるか不安がありましたが、実際には編入生同士で自然と結束する傾向があり、特に問題は感じませんでした。

滋賀医科に合格した方(大学での研究職から。合格まで2年)(メディコーチ合格者アンケートより)

入学前は、年齢の違いや編入生としてクラスに馴染めるか少し心配していましたが、実際には一般入学の学生とも自然に仲良くなり、一緒に授業や実習、試験勉強に取り組むことができています。編入生であることをあまり意識しすぎず、自分から周囲と交流していけば、人間関係についてはそれほど心配する必要はないと思います。

🔴 3名とも「入学前は心配していた」と書いています。心配すること自体はふつうで、そのうえで問題にならなかった——という形の回答です。年齢そのものの話は何歳まで受けられるのかの記事にまとめました。

🔴 2名が「どの大学に入るかが、入学後に効いた」と書いています

入学後の設問なのに、答えが受験校選びに戻ってきます。これが12件のなかでいちばん実務的な示唆だと思います。

弘前に合格した方(技術系の会社員から。合格まで3年)(メディコーチ合格者アンケートより)

入学前は「医学部であればどこでもよい」と考えていましたが、実際にはどの大学に入学するかは非常に重要であると感じています。卒後の進路や義務年限などの条件も含め、進学先は慎重に検討する必要があると思います。

琉球に合格した方(検査技師から。合格まで2年)(メディコーチ合格者アンケートより)

受験時は「まず医学部に入ること」が最大の目標になりがちですが、入学後のカリキュラムや卒業後の進路、地域枠などの条件もかなり重要です。合格可能性だけでなく、自分が6年間過ごし、その後どこで働きたいかまで考えて志望校を選ぶことを勧めます。

2名とも、別の大学の、別の経歴の方です。それが同じことを書いている——「入ってから気づいた」と。

ここで挙がっている義務年限と地域枠は、何歳まで受けられるのかの記事実際の条件と、それが何歳まで続くかの計算を載せました。大学ごとの違いは難易度ランキングの記事と各大学の記事にあります。

🔴 「受かるところならどこでもいい」と考えている段階で、この2件を読んでおく価値があります。

入ってから、物足りなさを感じた方もいます

滋賀医科に合格した方(経営コンサルティング会社から。合格まで2年)(メディコーチ合格者アンケートより)

一方で、物足りなさも感じ、社会に対して何の価値も発揮していないことに焦りを感じたりもします。そんなときはぜひ、興味関心のあることに一歩踏み込んで何かをやってみることをおすすめします。医学生という立場は、まだ医師でもないにもかかわらず、社会からは非常に優遇して見られるものだと思います。自分から希望しさえすれば、医療、福祉関連の様々な現場に入らせてもらうことができます。医学研究も、希望すればいろんな研究室がチャンスをくれます。

この方は、同じ回答のなかで「精神的には負担が少なく、日々、楽しい」とも書いていた方です。楽になったことと、物足りないことが、同時に起きています。

社会で働いてから入った方には、「学生に戻る」こと自体が変化になります。そこをどう使うかまで書いている回答は、この1件だけでした。

弘前に合格した方(プログラム関連の職から。合格まで2年)(メディコーチ合格者アンケートより)

良くも悪くも自分で自分の生活やメンタルをコントロールするのが大切だと思いました。友人や先輩も大切ですが、勉強したり進路を決める際はどうしても自分で責任を持たないといけないので、自分を労って目標を見据えて臨むことが大切だと思います。

まとめ

問い12名の回答から言えること
忙しいか🔴 比べる相手による。働きながらの受験と比べれば楽になり、他学部の学生と比べれば重い。同じ1人が両方を書いた回答もある
受験勉強は
無駄になるか
3名が「そのまま効く」と書いた。生命科学の知識も、計画性のような力も
覚える量は3名が「多い」と書いた。「忙しくない」と書いた方も、ここは否定していない
年齢は
問題になるか
3名が「心配したが問題にならなかった」と書いた。編入生同士で結束する、一般入学の学生とも自然に仲良くなる
社会人経験は
活きるか
🔴 割れている。「想像以上に活かせた」と「そのまま応用してうまく行く世界ではない」が両方ある
🔴 入る前に
やるべきこと
2名が「どの大学に入るかが入学後に重要だった」と書いた。卒後の進路・義務年限・地域枠まで見て決める

→ 横にスクロールできます

🔴 この記事に書いたのは、12名が実際に書いたことだけです。12名が言わなかったことは、書いていません。入学後の生活を細かく描いた記述は、この12件にはありませんでした。

よくある質問

Q. 医学部に編入で入ると、忙しいですか。

A. 比べる相手によります。メディコーチのアンケートで入学後について答えた12名のうち、「思っているより時間がある」「仕事をしながら受験していた頃よりも精神的な負担が少ない」と書いた方がいる一方、「他学部に比べ必要な勉強量が圧倒的に多い」と書いた方もいます。同じ1人の回答のなかで「案外そんな忙しくない」「ただ暗記量は結構ある」と両方書かれていることもありました。比べている相手が違うだけで、どちらも本当のことを言っています。ただし「働きながら受験した人は楽に感じる」とは言い切れません。「勉強量が圧倒的に多い」と書いた方も社会人から入っていて、同じ出身でも割れています。

Q. 編入試験の勉強は、入学後に役立ちますか。

A. 3名が「そのまま効く」と書いています。「学士編入試験で勉強した生命科学の知識が、そのまま基礎医学の理解にかなり役立つ」(琉球大学に合格した方)、「受験勉強で身に付けた情報の分析力や戦略、計画性はそのまま医学部での勉強にも活きます」(山口大学に合格した方)といった回答です。

Q. 年齢が高いと、学生生活で浮きませんか。

A. 3名が「入学前は心配したが、実際には問題にならなかった」と書いています。「編入生同士で自然と結束する傾向があり、特に問題は感じませんでした」(弘前大学)、「一般入学の学生とも自然に仲良くなり、一緒に授業や実習、試験勉強に取り組むことができています」(滋賀医科大学)という回答です。いずれも回答者本人の主観で、大学が公表しているものではありません。

Q. 社会人経験は医学部で活きますか。

A. 回答が割れています。「時間管理や対人コミュニケーションは、実習やグループワーク、患者さんとの関わりで想像以上に活かせました」という回答がある一方、「営業で得た対人スキルとか、自己管理能力とかそういったものをそのまま応用してうまく行くような世界ではない」という回答もあります。後者の方は同じ回答で「編入だからという理由で医学生生活がうまくいかないことは無い」とも書いています。

Q. 卒業後はどうなりますか。

A. この記事では扱えません。入学後について答えた12名は全員がまだ在学中で、卒業後についての回答が1件もないためです。医師国家試験と初期臨床研修2年という制度の話は、「医学部編入は何年かかるのか」の記事にまとめています。

この記事の引用は、すべてメディコーチが実施した合格者アンケートの「入学後に気づいたこと」への回答によります(2026年8月30日時点)。回答者本人の主観であって、大学が公表しているものではありません。「12名」は、この設問に回答した人数です。文中で触れた初期臨床研修2年は医師法が定める制度で、厚生労働省「医師臨床研修制度のホームページ」にまとめられています(2026年8月30日に確認)。年数の数え方は「医学部編入は何年かかるのか」の記事に分けて書きました。

入学後に効くのは、実は「どの大学に入るか」だった——2名が別々にそう書いていました。受験校をどう組むかは、合格可能性だけでは決まりません。医学部学士編入を実際に突破したコーチが、卒業後まで見て一緒に決めます。

無料相談で受験校を決める

相談は無料です。志望校が固まっていない段階でも大丈夫です。

ホームkeyboard_arrow_right

医学部編入で入学したあと

メディコーチ

©︎2023Online Hennyu Magazine