【合格者がコーチ】の医学部学士編入予備校|メディコーチ 読み込まれました

医学部学士編入の参考書|出題テーマから逆算して、科目別に選びました

医学部学士編入の参考書|出題テーマから逆算して、科目別に選びました

最終更新: 2026年8月29日

この記事で分かること

  • 🔴 この記事の本は、合格者が薦めたものではありません。29大学のうち27大学について、出題テーマを1つずつ参考書のページに当てていって、当たった本です(メディコーチが調べました)
  • 最優先は生命科学キャンベル生物学18大学ぶんのテーマに当たりました
  • 化学は「理論・無機」と「有機」で本が分かれます。1冊ではまかなえません
  • 物理と数学は、出る大学が限られます。全員が買う本ではありません
  • 🔴 いちばん確実なのは、自分の受ける大学の記事を見ることです。その大学の出題テーマに当てた本とページが載っています

この記事が、どうやって本を選んだか

ここを先に読んでください。参考書の記事はたくさんありますが、選び方が書いていないものは信用できません。

メディコーチがやったのは、次のことです。

やったこと中身
1. 出題テーマを
洗い出す
29大学のうち27大学について、過去の出題からテーマを1つずつ拾いました(「免疫」「共鳴構造」「単振動」のような粒度です)
2. 参考書の
ページに当てる
参考書の索引と本文を照合して、そのテーマが載っているページを特定しました
3. 当たった本を
数える
いくつの大学のテーマがその本に当たったかを数えました。この記事の「18校」「12校」はこの数です

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🔴 「18校」は「18大学が指定している」という意味ではありません。調べた27大学のテーマを当てていったら、18大学ぶんがこの本に当たった——という意味です。大学は参考書を指定していません。

🔴 29大学のうち2大学は、この作業ができませんでした。獨協医科は総合型選抜の過去の出題を公表しておらず岩手医科は公開が令和7年度の1年分だけだからです。この2校を受ける方は、それぞれの大学の記事のほうを見てください。

また、大学名の並びに出てくる福井は、2027年度から学士編入の募集を停止しています。過去の出題として数には入れていますが、いま受けられる大学ではありません。

🔴 もう1つ、はっきり書いておきます。メディコーチには合格者アンケートがありますが、そこに具体的な書名はほとんど出てきません唯一の例外が、下の数学のところに載せた1件です)。ですから「合格者がこの本を使っていた」とは、この記事では書きません。本を選んだのはメディコーチです。合格者の回答から引けるのは勉強のしかたのほうで、それは各科目のところで分けて書きます。

出題テーマと参考書のページの対応は、メディコーチが各大学の過去の出題を調べ、参考書の索引と本文を照合して作成しました(2026年8月29日時点)。ページ番号は本に印刷されているページです。版によってずれることがあるので、お手元の本の目次と索引でご確認ください。🔴 過去問を公表していない大学については、テーマの水準までにとどめています。

🔴 本を買う前に、決めておくことが3つあります

参考書で失敗する人は、本の選び方ではなく、買う順番で失敗しています。先にこの3つを片づけてください。

決めることなぜ
1. 過去問を
先に見る
受ける大学が何を出すのかを、自分の目で見てください。生命科学だけの大学も、化学と物理まで出る大学もあります。これを知らずに本を買うと、使わない本が残ります過去問の入手方法の記事に29大学の入手先をまとめました)
2. 必要な量は
人によって違う
「みんなが買っている本」は、あなたに必要な本ではありません。理系で生物をやってきた方と、文系から来た方では、同じ大学を受けても必要な冊数が変わりますどの学部が有利かの記事
3. 並行して
やらない
🔴 同じ科目の本を2冊同時に回すのは、いちばん避けたい使い方です。生命科学の教科書は範囲が重なります。2冊を行き来しても、新しく身に付くことは限られます

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3つ目は、この記事を読んだあとにいちばん起きやすい失敗です。「キャンベルもEssentialも良さそうだ」と思って両方買い、どちらも半分で止まる——これが最悪の形です。

1冊決めて、それを最後まで回してください。足りないと分かってから2冊目を足すほうが、結果的に速く進みます。

① 生命科学 ここに一番時間を使います

29大学のうち大多数で、生命科学が中心です。科目名が「自然科学総合問題」でも、中身の多くは生命科学です(生命科学の記事に、大学ごとの中身の違いを書きました)。

まず1冊なら、キャンベル生物学

18大学ぶんのテーマが当たりました。これは29冊の中でいちばん多い数です。当たった大学は旭川医科秋田弘前金沢愛媛岡山鳥取北里高知琉球浜松医科鹿児島長崎名古屋大分滋賀医科山口福井です。

分厚くて高い本です。それでも最初に挙げるのは、27のテーマが1冊の中で完結していたからです。複数の本を行き来しなくて済むのは、時間のない受験生には大きい。

この本だけを詳しく書いた記事があります → キャンベル生物学の使い方

キャンベルが重すぎるとき、または細胞のところを厚くしたいとき

Essential細胞生物学は14大学ぶん、理系総合のための生命科学は11大学ぶんのテーマに当たりました。

役割が違います。Essentialは細胞まわりが厚く、シグナル伝達・細胞周期・がんのように分子のレベルで問われるテーマに強い。理系総合のための生命科学は編入試験を想定して作られた本で、免疫・神経・遺伝を、試験に出る形で通しで読めます

3冊とも買う必要はありません。キャンベルを軸に、足りないところを1冊足すのが現実的です。

そのほかの生命科学の本

カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第1巻の表紙カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第1巻細胞の構造p.各章
カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第3巻の表紙カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第3巻分子生物学p.各章

『カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書』は、第1巻が9大学ぶん、第3巻が8大学ぶんのテーマに当たりました。薄くて安く、図が多いのが特徴です。キャンベルを開く前の地ならしに向きます。

参考書は、受ける大学が決まらないと選べません。生命科学だけの大学と、化学や物理まで出る大学では、買う本が変わります。医学部学士編入を実際に突破したコーチが、あなたの条件で受験校から一緒に決めます。

無料相談で受ける大学と本を決める

相談は無料です。志望校が固まっていない段階でも大丈夫です。

② 化学 「理論・無機」と「有機」で本が分かれます

ここを1冊でまかなおうとすると失敗します。理論・無機と有機は、別の本になっているのがふつうだからです。

理論・無機

化学の新研究の表紙化学の新研究構造式の書き方p.21-22・58・569水素結合p.73・75-76・433等電点p.787・816
マクマリー一般化学 下の表紙マクマリー一般化学 下化学平衡p.295-300
マクマリー一般化学 上の表紙マクマリー一般化学 上酸と塩基p.各章
鎌田の理論化学の講義の表紙鎌田の理論化学の講義理論化学の全体p.各章

化学の新研究12大学ぶんのテーマに当たりました。高校化学の参考書ですが、12大学ぶんの出題テーマがこの本に載っていました。大学レベルの本より多いという結果です(ただし測ったのは「テーマが載っているか」で、その大学が求める水準まで届くかは別の話です)。当たった大学は香川島根筑波愛媛浜松医科鹿児島北里高知大分琉球鳥取福井です。

大学レベルまで踏み込む必要があるかどうかは、受ける大学で変わります。マクマリー一般化学が当たったのは下巻が7大学ぶん、上巻が6大学ぶんで、化学の新研究より少ないまず新研究、足りなければマクマリーという順が無駄がありません。

有機

ブルース有機化学 上10大学ぶんのテーマに当たりました。当たった大学は北海道弘前香川鹿児島高知大阪琉球滋賀医科鳥取筑波です。

マクマリー有機化学は上巻が5大学ぶんブルースとマクマリーは、どちらか1冊で足ります。両方買う理由はありません。

③ 物理 テーマが当たった大学は限られます

🔴 全員が買う本ではありません。自分の受ける大学で物理が出るかを先に確かめてください。

考える力学(兵頭俊夫)の表紙考える力学(兵頭俊夫)単振動p.各章等加速度運動p.各章
力学(戸田盛和)の表紙力学(戸田盛和)力学p.各章

『考える力学』は10大学ぶんのテーマに当たりました。当たった大学は弘前愛媛香川北里高知大阪浜松医科滋賀医科筑波福井です。『力学』(戸田盛和)は4大学ぶんで、弘前高知大阪浜松医科でした。

物理の本に当たったテーマは、すべて力学の中に収まっていました。電磁気や熱力学まで手を広げる前に、受ける大学の過去問で、どこまで出ているかを見てください過去問の入手方法の記事に、29大学の入手先をまとめました)。

④ 数学 こちらはさらに限られます

ライブ講義 大学生のための応用数学入門の表紙ライブ講義 大学生のための応用数学入門マクスウェル方程式p.71・208波動方程式p.110
新版微分積分2の表紙新版微分積分2定積分p.各章

『ライブ講義 大学生のための応用数学入門』が4大学ぶん、『新版微分積分2』が4大学ぶんです。『ライブ講義』が当たったのは北海道北里大阪滋賀医科、『新版微分積分2』が当たったのは大阪滋賀医科琉球高知で、あわせて6大学です。

🔴 合格した方が名前を挙げた、ただ1冊の本

この記事の本は、すべてメディコーチが出題テーマから選んだものです。合格者アンケートに書名はほとんど出てきません。ただし1つだけ、具体的な書名が書かれた回答があります。それが数学の話でした。

大学在学中に鹿児島に合格した方(メディコーチ合格者アンケートより)

数学はもっと早くアウトプットに移るべきでありました。また、青チャートではなく緑チャートでも十分であったと感じます。

チャート式は数研出版の高校数学の参考書で、青は入試対策まで踏み込む上位版、緑は共通テスト対策に絞った版です。「上のレベルまでやらなくてよかった」という趣旨になります。

🔴 これは「勉強で悔いが残ること」への回答です。前半の「もっと早くアウトプットに移るべきだった」と一続きで書かれていて、「難しい本をやり込むより、早く問題を解き始めるべきだった」という後悔として読めます。

🔴 チャート式は、この記事の表には出てきません。メディコーチが選んだ本ではないからです。合格した方が自分の言葉で挙げた、ただ1冊の書名として、ここに置いておきます。そしてこの方は鹿児島に合格しています。受ける大学が違えば、答えも変わります。

引用はメディコーチが実施した合格者アンケートの回答(「勉強で悔いが残ること」への回答)によります。回答者は受験時に大学在学中、合格までに2年かかった方です。アンケートの回答のうち、具体的な書名が書かれていたのはこの1件だけです。チャート式のシリーズの違いは数研出版「チャート式参考書」のページによります(2026年8月30日に確認)。

🔴 統計は、この表に出てきません。統計を出す大学はありますが、ここに挙げた本ではまかなえません。別に用意してください。

1つの大学にしか当たらなかった本もあります

調べた30冊のうち、1大学ぶんのテーマにしか当たらなかった本が5冊ありました。この記事では薦めていません

理由は2つです。1つは、1校のためだけに1冊買うのは費用に合わないこと。もう1つは、その1校を受けるなら、その大学の記事を見たほうが早いことです。

費用の全体は学費と生活費の記事にまとめました。参考書代はそこに入れていませんが、ここに挙げた本を一通りそろえると数万円になります。受ける大学を絞ってから買うほうが、確実に安く済みます。

買う順番

順番やること
0番目受ける大学を絞る。これをやらずに本を買うと、使わない本が残ります難易度ランキングの記事が使えます)
1番目生命科学の1冊。ほぼ全大学で要ります。ここだけは受験校が固まる前に始めてよい科目です
2番目受ける大学の要項で、出る科目を確かめる。化学が出るのか、物理が出るのか、数学が出るのか
3番目出る科目の本だけを買う。物理と数学は、出ない大学のほうが多いです

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生命科学だけは、受験校が決まる前に始めても無駄になりません。それ以外は、決めてから買ってください。

自分の受ける大学のページを見てください

この記事より、そちらのほうが具体的です。その大学の出題テーマに当てた本とページが、大学ごとに載っています。

「参考書を1冊やる」ではなく「この本のこの30ページをやる」に落とせるのが、あの表の目的です。

この記事で個別の記事を用意した5冊の書誌情報は、それぞれの出版社の公式ページで確認しました(2026年8月29日に確認)。キャンベル生物学 原書11版(丸善出版・1704ページ)Essential細胞生物学 原書第5版(南江堂・880ページ)理系総合のための生命科学 第5版(羊土社・343ページ)理系大学受験 化学の新研究 第3版(三省堂・896頁)ブルース有機化学 第7版【上】(化学同人・896ページ)価格は改定されることがあるので、この記事には載せていません。🔴 ブルース有機化学は、同じ第7版に『ブルース有機化学問題の解き方(英語版)』という紛らわしい書名の別冊があります。注文するときはISBNで確かめてください(教科書の上巻は9784759815849、別冊の解答集は9784759815863です)。

英語の本はこの記事では扱っていません。英語はTOEIC・TOEFLの記事にまとめました。多くの大学が外部試験のスコアを使うので、本を買う前に、受ける大学がどの試験を使うかを確かめてください。

よくある質問

Q. 医学部編入の参考書は、何冊必要ですか。

A. 受ける大学によって変わります。生命科学だけの大学なら1〜2冊、化学と物理も出る大学なら4〜5冊になります。この記事で挙げた本のうち、生命科学は3冊を挙げていますが、3冊とも買う必要はありません。1冊を軸にして、足りないところを足す形が現実的です。

Q. キャンベル生物学は必要ですか。

A. メディコーチが27大学の出題テーマを参考書のページに当てたところ、18大学ぶんのテーマがこの本に当たりました。30冊の中でいちばん多い数です。ただし大学が指定しているわけではありませんし、分厚く高い本でもあります。受ける大学が決まっているなら、その大学の記事で、どのテーマがどの本のどのページに当たっているかを見てから決めてください。

Q. 合格者はどの本を使っていましたか。

A. メディコーチの合格者アンケートに、具体的な書名はほとんど出てきません。唯一の例外は数学の参考書についての1件で、この記事の数学のところに載せています。ですからこの記事で挙げた本について「合格者が使っていた」とは書いていません。この記事で挙げた本は、メディコーチが27大学の出題テーマを調べて、それが載っている参考書のページを特定した結果です。合格者の回答から分かるのは勉強のしかたのほうで、それは各科目の記事に分けて書いています。

Q. 高校の参考書でも足りますか。

A. 科目によります。化学は『化学の新研究』が12大学ぶんのテーマに当たっていて、これは高校化学の参考書です。生命科学は、高校生物の範囲を超えるテーマが多く出るので、大学レベルの本が要ります。物理は力学が中心で、大学レベルの力学の本が当たっています。

Q. 参考書代はいくらくらいかかりますか。

A. 受ける大学と科目によりますが、この記事に挙げた本を一通りそろえると数万円になります。生命科学の主要な本は1冊で1万円を超えるものもあります。受ける大学を絞ってから買うほうが確実に安く済むので、本を買う前に受験校を決めることをおすすめします。

どの本を買うかは、どの大学を受けるかが決まらないと決まりません。そして受ける大学は、あなたの下地と使える時間で変わります。医学部学士編入を実際に突破したコーチが、受験校の組み立てから一緒に考えます。

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